映画「ミスト」 ネタバレと感想
2007年にアメリカで制作され、2008年に日本で公開がされたホラー映画「ミスト」の感想とネタバレになります。
~主要な登場人物~
主人公:デヴィッド・ドレイトン
妻 :ステファニー
息子 :ビリー
隣人 :ブレント・ノートン
狂信者:ミセス・カーモディ
教師 :アマンダ・ダンフリー
副店長:オリー・ウィークス
軍人 :ジェサップ
~あらすじ~
主人公のドレイトン一家が住む町をある日嵐が襲った。被害が大きく家の窓が壊れ、以前からトラブルが有った隣人のノートンが所有していた枯れ木がボート小屋を破壊していた。主人公が隣人と話をつけに行くが隣人の車も倒木により潰れており、隣人が一緒に買い物をする為に町に連れて行ってくれと言う。隣人とはトラブルが有ったが仲良くしたいと思っていた主人公はそれを了承し、妻だけを家に残し店に向かう。
町に向かう途中、嵐の被害が大きかったのか電力会社の車や軍のジープとすれ違う。
多くの人でにぎわっている店内で買い物をする主人公達。そこに鼻から血を流しながら一人の中年男性が走りこんで
「霧の中に何かがいる」
と叫んだ・・・
!!!!!!以下ネタバレを含みます!!!!!!!!!
「衝撃のラスト15分」とCMをしていて何ぼの物かなと思ってて気になっていた映画ですね。
ザックリネタバレすると軍の「アローヘッド計画」の失敗が全ての原因。
アローヘッド計画とは異次元に対し窓を作りそこから異次元を観察するというものだったが、失敗し窓どころが扉が出来上がってしまい、異次元の怪物が霧と共にやって来てしまった。その怪物が旧約聖書の人類の破滅(?)に告示していることから狂信者の女性が発狂し自分だけが皆を救えると言い出す。最初は誰も話をまともに聞いていなかったが時間の経過や怪物の襲撃に疲弊した人が次々女性の信者になっていった。その状況をヤバイと思った主人公達は何人かの仲間と共に店内からの脱出をする。脱出計画と言う程の物は無く晴れるか分からない霧を晴れるまで車で走るといったものだった。
幾ら走っても霧が晴れることは無くついにガソリンが切れ車が止まってしまう。怪物に捕まった人は惨たらしい死に方をしており主人公の息子も車に乗っている、車の中を思い空気が支配しついに・・・
衝撃のラスト
車内には主人公含め5人が乗っており、残りの銃弾は4発。
主人公は皆の介錯をすることに・・・
全員の介錯をし最後に残った主人公は霧に向かうが、出てきたのは軍の戦車、霧が晴れ全てが終わったことを告げる。
~感想~
ものすごいBADENDでびっくりした。
仲の悪い黒人弁護士や宗教に嵌った女性、覚醒する副店長、集団ヒステリーや「俺は自分の家に帰るゾ」と言った死亡フラグ。
中々人間サイドが盛りだくさんで、さらに出番は決して多くなかったが良くできた怪物達。
パニックやモンスター系の映画でよくある人間が最終的に一番怖いって展開は宗教のオバサンが入る時点で起こるとわかっていたが中々の怖さでしたね。
ホラー映画としてはカナリ満足のいく映画でした。
問題はラストですね・・・確かに衝撃のラストでしたが精神的にカナリきました。
鬱ENDに耐える自身が有るなら是非見るといいと思います。