色々な感想とネタバレとIT

自分が面白いと思った事をまとめます。

映画「ABC・オブ・デス」ネタバレと感想

     - ホラー, 映画

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玉石混合のオムニバス

 

世界各国26人の監督が与えられたアルファベットの一文字から始まる言葉を選びその言葉をテーマに各自 芸術の自由を駆使し”死”の物語を創り上げた

「ABC・オブ・デス」映画冒頭より

 

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

ネタバレと感想

APOCALYPSE(アポカリプス)

ベッドで食事をする男性。
すると女性が包丁を持って襲い掛かった。
男性は抵抗するが首を刺され致命傷を負う。
すると女性はフライパンで熱せられた油を持ってきて男性に掛け、フライパンで何度も頭部を殴打したが、それでも男性は死ななかった。
窓から交通事故のような音が断続的に聞こえる。
女性は男性を数ヶ月かけてゆっくりと毒殺するつもりだったが知らせを聞いて時間切れだと思い直接的に殺しに来たと言う。
そして男性と肩を寄せ合いベッドに座ると窓の外が赤く染まっていった。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

アポカリプスと言うタイトルなので終焉が迫ってきたので寝たきりの夫を妻が殺そうとしたのかなと思います。夫は色々されるが抵抗はするが痛がるそぶりを見せないので何か死なない又は死ににくい状態になっているのではないかな。黙示録等を調べれれば何か分かるかも。
良く分からない部分が有るけどそれが、色々と想像できて面白かったです。

BIG FOOT(ビッグフット)

いちゃつくカップル。
そこに男の歳の離れた従妹が来る。
彼女といちゃつきたい男性は子供を寝かしつける為に早く寝ないと雪男が来ると言った。
しかし、その地域は雪が降らないと従妹が言うので彼女が作り話をする。
従妹を寝かしつけ彼女といちゃつき始めるが、実際に雪男が来てカップルが殺されてしまう。
しかし従妹は作り話の通りの行動をしていて助かる。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

毛むくじゃらな雪男ではなく雪男って名前の殺人鬼みたいな感じです。
作り話では子供しか襲わないだけど、結構大人なカップルが襲われたので、偶然似たようなシチュエーションだったのか、作り話が本当になったのか。
嘘が本当に起こる何て映画でよくある展開で、作り話が始まった時点で何となく落ちは予想できました。

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CYCLE(サイクル)

庭に謎の赤い水溜りを発見する男性。
夜、彼女が物音がすると言うので男性が居間に確認行くが何も無かったようだ。
翌朝、彼女に呼ばれ庭に行くが、木の茂みに吸い込まれてしまう。
庭で目が覚める男性、寝室に行くと彼女がもう一人の自分と寝ていた。
急いで隠れるが、彼女が物音が聞こえるから確認してきてとの声が聞こえる。
翌朝庭の木の茂みにもう一人の自分が吸い込まれるのを見る男性。
茂みに近づくと後ろから、別のもう一人の自分が襲い掛かってきて殺されてしまう。
もう一人の男性は殺した自分を木の茂みに入れるが、地面には赤い水たまりが・・・

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

CYCLEってタイトルで内容から察するにループ物。
でも最終的に残った男性には返り血が付いていたが、最初の男性には血が付いていなかったので、ループの一周目かなとも思ったけど、ループの始まりとか考えたら良く分からなくなってきた。
自分が自分を殺すに至過程がきになる面白い作品。

DOG FIGHT(ドッグファイト)

地下の金網リングで男性と鎖を持った男が睨み合っていた。
男の鎖の先には犬が継がれており、そいつが今回の男性のファイト相手のようだ。
解き放たれ勢い良く男性に襲い掛かる犬。
遂に犬が男性の喉笛に噛み付こうとする男性が「バディー」と言った。
すると犬は噛むのをやめ、鎖の男に襲い掛かりました。
その犬は男性が探していたペットだったのだ。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

一週目では気がつきませんでした。
冒頭で「バディー/見つけたら電話を」と書かれたドッグタグを男性がしていたり、迷い犬のポスターが写されたり(字幕が表示されました)とヒントは有ったけど落ちは予想できてませんでした。
面白かったです。

EXTERMINATE(駆除)

男性が部屋で作業をしていると一匹の蜘蛛を見つける。
男性は潰そうとするが、逃げられ首に乗られたが見失ってしまう。
翌日歯磨きをしていると昨日蜘蛛に噛まれたらしく腫れていた。
夜、男性に忍び寄る蜘蛛。
数日経ち、男性の顔に蜘蛛に噛まれたような様な後が増えてくる。
そんなある日、男性は遂に蜘蛛を倒し喜んでいるが耳に痛みが走る。
男性の耳から小さい蜘蛛が大量に出てきたのだ。

蜘蛛が嫌いな私としては、かなりゾットしました。
ニュースで耳からゴキブリが・・・って見たことが有るので実際に起こりうる事なのでいろんな意味で怖かったです。

FART(おなら)

オナラに悩む女子高生。
火山が噴火しガスが噴出する。
ガスに巻かれ死んでいくほかの生徒。
先生と教室逃げ込む女子高生だが、ガスを吸って死にたくない、死ぬなら先生のオナラを嗅ぎたいと言い出す。
先生もそれを了承しオナラを出す。
死んでいく生徒、オナラを喜んで吸う女子高生。
何故か先生の尻の穴に吸い込まれる女子高生。
何故か現れた先生といちゃついて終了。

良くわからなかった。
今までホラーだったのに突然コメディホラーが来て頭が追いつかないのか、内容がぶっ飛んでるのか。
まぁ、箸休めと思えないことも・・・

 

GRAVITY(重力)

一人称視点で車を運転する男性。
男性は駐車場に車を止めリュックにレンガを入れ、サーフボードを持って海に向かう。
足首に重りを巻き海に繰り出す男性。
男性は深く息を吐き海に飛び込む。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

意味が分かると怖い系でしょうか?
リュックにレンガを詰めたりと自分を重くして、恐らく息を吐いてから海に飛び込んだので自殺を一人称視点で表現したのではないかなと思います。
そう考えると中々面白いと思います。

 

HYDRO-ELECTRIC DIFFUSION(水電拡散)

ブルドッグ顔の軍人がキャバレーで一杯やっている。
そこに猫顔のダンサーが来て軍人を誘惑する。
何とダンサーにはハーケンクロイツの腕章が。軍人を殺そうと様々なメカを使いますが逆にダンサーが殺されてしまいます。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

ホラー要素は、ほぼ無かったです。
全体的にコメディタッチで描かれてました。
ダンサーに対して軍人が目を飛び出して凝視したり(マスク1にも似たよなシーンが有った気がします)
水電拡散の意味を調べてみましたが、分かりませんでした。

INGROWN(内向)

注射器を持った男性、薬指には指輪が光ります。
バスタブには女性が拘束されていました。
男性はもみ合いながらも注射を打つことに成功します。
男性はその場から逃げ出し、女性は苦しみながらバスタブで息絶えます。

夫婦のいざこざ?
男性の指輪がアップになったり、女性も同じような指輪をしている事から二人は夫婦だと思います。
ずっと女性の独白が後ろで流れていますが、お互いを憎しみ有っていた?

JIDAI-GEKI(SAMURAI MOVIE)(時代劇)

日の丸の鉢巻を付けた男性が切腹をします。
介錯をしようとするが男性は何故か笑っています。
介錯人は目をそらし集中しようとしますが、目をそらすたびに男性は顔を変え介錯人を動揺させます。
大名?に注意をされ、男性を見ると苦悶の表情に戻っていたので、介錯すると、男性の顔が血で隈取されていた。
思わず、噴出してしまう、介錯人。

ホラー要素は、ほぼ無かったです。
度々男性の顔が変わり、どんどん変顔になって最終的に有り得ない顔になります。
コメディとしては天丼で面白かったです。

KLUTZ(不器用)

女性がトイレでウンコをします。
流した筈の便器の中から謎の鳴き声が。
何とウンコが泳いでいました。
女性は何とかして流そうとしますが流れません。
トイレの外からは、催促が。
最終的に女性はウンコが凄い勢いでオシリに戻ってきて貫通して死んでしまいます。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

アニメで制作されたコメディ。
何かトムとジェリーみたいなコメディタッチで争いますが、最後は死んでしまう・・・
意味は分かりませんでしたが面白かったです。

LIBIDO(性欲)

椅子にパン1で縛られた男性、隣には同じように縛られたもう一人の男性がいます。
周りには仮面を付けた観客が。
するとステージに女性が現れ、裸になります。
ステージ1
隣の男性が凄い勢いで自慰を始め、此方も慌てて始めます。
男性の方が早く終わると隣の男性は串刺しにされ、息絶えます。
ステージ2、ステージ3・・・・男性は勝ち進んで行きますが、負けてしまい、死んでしまいます。

ちょっとHなホラーでした。
仮面を付けた観客が居たのでホステルみたいな感じかなーって思ったけどだいぶ違いました。
てか、参加者ルール把握するの早いっすね。

MISCARRIAGE(流産)

女性がトイレを流そうとしますが詰まっているみたいだ。
ラバーカップ(スッポン)を見つけ詰まりを取ろうとする。
便器の中には赤い水が・・・・

非常に短かった。
この映画、本編が流れた後にタイトル徐々に出てくるんですが、あれ?コレで終わり?と思った矢先に、このタイトル。
うーーん、好きじゃないかな。

NUPITALS(結婚)

カップルが彼氏が買ってきたインコで揉めている。
彼女はインコに否定的だが彼氏が覚えさした、彼女を褒める言葉をインコが言うとまんざらでも無いようだ。
いい空気になって彼女に告白するが、インコが彼氏の浮気中のセリフを話し始める。
凄い勢いで喘ぎ始める、インコ。
怒る彼女。
刺される彼。

昔、「ザ!世界仰天ニュース」か何かで似たようなインコで浮気がばれるって珍事件を見た気がする。
後、「喘ぐオウム」って動画思い出した。
短くまとまっていて面白かった。

ORGASM(オーガズム)

意味深な映像。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

見ていて何のことか分からなかったけど、タイトルで理解した。
アーティスティックな作品。

PRESSURE(重圧)

母親は娘が欲しがっていた自転車を誕生日プレゼントとして買おうとするがお金が足りない。
ある男が、子猫を踏み潰せばお金をあげるとの事で、娘のために了承し実行する母。
娘が自転車に乗るのを見て微笑んでいる母親。

悲しい映像でした。
本当に有りそうで、母親の気持ちを考えると、やるせないです。

QUACK(アヒル)

監督と脚本は映画を撮っているが思い通りの映像が取れずに悩んでいる。
自分たちで本物の死を取ろうと思いつく。
Qから始まる動物として選ばれたアヒル。
アヒルを拳銃で撃とうとするが、不幸が重なり自分達で撃ち合い共倒れしてしまう。
アヒルは助かる。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

メタイ。
もしかしたら本当にQでネタが見つからなかったのかなと思ってしまう、作りでした。
このままアヒル撃って終わりかなって思ってから、意外な落ちで面白かった。

 

REMOVED(切除)

医者が火傷の患者の皮膚を切り取っている。
切り取った皮膚を現像室で、液に付けると何と皮膚がフィルムに変化した。
患者は檻に入れられ、フラッシュを炊かれ、ファンが押し寄せてきた。
また皮膚を切り取るが、今度はフィルムに変わらない。
医者が患者を毒殺しようとするが返り討ちにされる。
患者は自分の皮膚を自分で取り、それを液に浸すとフィルムになった。
病院から逃げ出した患者は列車の格納庫に行き、列車を少し押して息絶える。

メッセージ性を感じた気がする。
適当な考察
医者=プロデューサー
患者=ディレクター(映画監督)
医者が患者の皮膚を切ってフィルムを作る=
映画の最終編集権(?)はハリウッド等ではプロデューサーに有るのでそれを表している
患者ににフラッシュやファンが来る=
有名に成るのは監督(でも鎖に繋がれて見世物ぽかったので、本意ではない?)

医者が切ってもフィルムにならない=
シリーズ物の映画で人気が下がってくる?医者の才能の枯渇?

患者が自分で切るとフィルムになる=
ディレクターズカット版?
監督の苦悩とかそんな感じかな?最後の列車とかは分かんなかったです。

SPEED(スピード)

女性が謎の男から逃げるている。
男は何発か銃弾を撃ち込まれたが、平然と追いかけてくる。
車で荒野を逃げるが、それでも追ってくる男。
車のガソリンが切れ、男と対峙することに。
女性は見逃してくれと言うが、男はそれを拒否する。
男は手を差し出し、女性は観念し男の手を取る。
その瞬間、女性は小汚い部屋で倒れている。
ドラッグのやり過ぎで、死んでしまったようだ。

そういえば、まだモンスター見てないな。
男は死神的な存在。
頭から見てくると若干疲れてきたので、派手なドンパチとかみたいなーって思って期待したけど、無かった。
でも、割と面白かったです。

TOILET(トイレ)

便器がモンスターになって襲い掛かってきた。
両親はモンスターにやられてしまい、子供もモンスターに食べられそうになり、叫んだ瞬間目が覚めた。
そう夢だったのだ。子供は怯えながらもトイレに向かうがそこにモンスターは居ない。
しかし子供は結局トイレで事故にあい死んでしまう。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

やっときたモンスター。
この人のクレイアニメ大好きです。
YUOTUBEで「Lee Hardcastle」で検索すると彼のチャンネルが有ると思います。
色々なクレイアニメ有るので是非見てみてください。

UNEARTHED(発掘)

防護服を着て斧を持った男性に襲われる主人公。
何度か攻撃され、神父が聖水をかけてくる。
逃げ出す主人公だが、途中で女性の首筋に噛み付く。
遂に主人公は捕まってしまう。
そして心臓に杭を打たれて死んでしまう。

ドラキュラの一人称視点。
最初はゾンビかなーって思いました。
短く纏まっていてよかったです。

VAGITUS(THE CRY OF A NEWBORN BABY)(産声)

近未来、武装したロボットと女がアジトに襲い掛かってきた。
抵抗するも倒される男達。
残されたのは赤ちゃんとその両親。
その赤ちゃんは異能者と呼ばれ超能力を使える赤ちゃんだった。
両親はその赤ちゃんを異能者の教祖と呼ばれる者の所に届ける予定だったが出来なくなった。
しかし何と、その赤ちゃんこそが異能者の教祖だったのだ。

2012「ABC・オブ・デス」

2012「ABC・オブ・デス」

タイトルは思い出せないけど、シュワちゃんが主演の映画で火星が舞台の映画。
それで火星のリーダーが何かこんな感じだったような気がする。
普通に長編映画に出来そうな設定でした。

WHAT THE FUCK(カオス)

少しグロイアニメが流れる。
すると実写に切り替わり、二人の男性がもめ始める。
彼らは「ABC・オブ・デス」に出す映像の案で揉めている。
色々な案を出すがもう一人に否定される。
ピエロのゾンビが現れ、世界が少しづつおかしくなって行く。

カオス
良く分からんけど目が痛くなる作品、後カオス。

XXL(ダブルエックスエル)

太った女性が居た。
彼女は痩せたいと思っていた。
しかし、暴飲暴食を止めることはできなかった。
すると彼女は自分の贅肉を包丁で切り落とすといった行動を取った。

中々スプラッタしてた。
ええんちゃう。

YOUNG BUCK(ティーンエイジャー)

ホープ中学校の用務員をしている男性。
男性は少年の座っていた椅子を舐めるといった異常な行動を取る。
男性は椅子を舐めている途中に鹿の剥製を持った少年に刺し殺されてしまう。

用務員が気持ち悪かった。
爽快な音楽の中、行われる気持ちの悪い映像。
因みにYoungBuckは若い牡鹿って意味です。

ZETSUMETSU(EXTICTION)(絶滅)

3.11や9.11をネタにしつつ、天皇陛下もネタにする。
何かカレーが出来てた。何かサザエさんっぽいのも有った。

ゾンビアス見た後みたいな気分になった。
外国人には伝わらないだろうネタが多かった。

総評

短編集で2時間。
普通の2時間の映画見るのより疲れた。
短すぎて感想がまったく出ない時が有った。

バラエティ豊かで
無題
DVD版には山口雄大さん、井口昇さん、西村喜宏さんのオーディオコメンタリーが付いていて面白いです。
YoungBuckの本当の深い意味とか、絶滅の解説等とまた変わった感じで二週目が出来ると思います。
映画の感想はコメンタリー無しで見たときの感想です。

出展:2012「ABC・オブ・デス」ナチョ・ビガロンド/アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ/エルネスト・ディアス=エスピノーサ/マルセル・サーミエント/アンジェラ・ベティス/井口昇/アンドリュー・トラウキ/トーマス・カッペリン・マーリング ホルヘ・ミッチェル・グラウ/山口雄大/アナス・モルゲンターレル/ティモ・ジャイアント/タイ・ウェスト/バンジョン・ピサヤタナクーン/ブルーノ・フォルツァーニ/エレーヌ・カッテ/サイモン・ラムリー/アダム・ウィンガード/スルジャン・スパソイェヴィッチ/ジェイク・ウエスト/リー・ハードキャッスル/ベン・ウィートリー/カーレ・アン/リュース ジョン・シュネップ/ザヴィエ・ジャン/ジェイソン・アイズナー/西村喜廣

 

 

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