映画「言の葉の庭」のネタバレと感想
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“愛“よりも昔、“孤悲“のものがたり。
あらすじ
靴職人志望の高校生の孝雄は雨が降ると午前中の授業をサボリ公園で靴のデザインを書いていた。
雨の降るある日、授業をサボリいつもの公園の屋根のあるベンチに行くとスーツを着た女性がチョコレートを肴にビールを飲んでいた。
そんな彼女にどこかで会った事が有るかと尋ねるが無いと言う。
彼女は去り際に「鳴る神の 少し響みて さし曇り 雨も降らぬか 君を留めむ」の和歌を残して去って行った。
それから女性との
雨の日
だけの交流が始まった。
ネタバレと感想
ネタバレ
主人公は母と兄の三人暮らし、しかし母親は若い彼氏を作りその家に行っているので居ない。
雨の日、主人公は授業をサボリまた公園に来ていた。
彼女が「学校はお休み」と聞くと孝雄はイラついた風に「会社は休みですか」と聞き返す。
彼女は俯きながら「またサボっちゃった」と言う。
交流を続ける内に主人公は彼女に対して恋心を抱くが高校生の自分なんて彼女からしたら子供なんだろうなと思う。
また雨の日、彼女とのお弁当を交換し合う仲になる。
彼女は元彼に電話で味覚障碍が良くなってきたと電話をしている。
少し前まで「チョコレート」と「ビール」の味ぐらいしか分からなかったが孝雄のお弁当の味が分かるようになったという。
孝雄は彼女の靴を作ることになる。
梅雨が明け雨の降らない日が続く。
夏休みに入ったが孝雄が彼女と会うことは無く夏休みが終わる。
学校が始まると孝雄は学校で彼女と再会する。
彼女は孝雄の学校の教師で、彼女に非が無いことで三年の女子と揉めていてそれが原因で休職扱いとなっていた。学校には正式に退職をする為に来ていた。
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雨の降っていない公園で彼女と合い返し歌である「鳴る神の 少し響み 降らずとも 吾は留まらん 妹し留めば」を言う。
そうしていると激しい雨が降り始め彼女のマンションに行くこととなる。
彼女に好きだと告白する孝雄。
しかし彼女は来週、実家のある四国に帰るという。
孝雄は彼女に礼を言い急いで帰った。
一人取り残された彼女は彼との思い出を思い返し、靴も履かずに追いかけた。
彼女は孝雄に追いつき、お互いが今まで溜め込んでいた様々な思いをぶつけ合う。
感想
映像、音楽どちらも美しく、脚本も素晴しい映画でした。
まず雨のシーンが多いですがその全てが美しく、梅雨の鬱陶しさを感じませんでした。
新海誠,日本,言の葉の庭
新海誠,日本,言の葉の庭
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脚本ですがラストで主人公で自分の夢についても語るんですが、以前に兄が「どうかな十代の目標なんて・・・」と言っており、そういった事も含められての言葉なのかと思わされたりと、45分と言う短い時間ながら伏線が張られそれらをキチンと回収していきました。
もう梅雨は明けてだいぶ経ちますが梅雨に見たい映画でした。
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